「、今日はポーカーでもして遊びませんか?」
「えっ?私と?」
「はい。とやりたいんです。」
科学班の私とエクソシストのアレン君の休日が始まった。
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「僕はロイヤルストレートフラッシュです」
「はぁ!?またぁ?」
先程から何回もポーカーで遊んでいる私とアレン君。
私は揃ってもロイヤルストレート…それなのにアレン君はさっきからロイヤルストレートフラッシュばっかり。
「ねぇ、アレン君」
「何ですか?」
「もしかしなくてもイカサマしてるでしょ?」
「何のことです?」
笑顔でそう答えるアレン君は黒い。
ポーカー強いなんて、聞いたことなかったよ…
私が途方に暮れているとアレン君がこう言ってきた。
「もう一回勝負しませんか?」
正直、もう一回はキツイ、そう思っていたらアレン君がさっきの言葉に付け足しをした。
「今度は負けた方が、勝った方のお願いを聞く。これでどうですか?」
「それならやるっ!」
私は、この甘い条件に思わず乗ってしまった。
1枚ずつカードを見せ合う。
そして…
「ロイヤルストレートフラッシュです!」
「私はフルハウスっ!」
結構いい線いったと思ったけど、やっぱりアレン君には敵わなかった。結果、私のボロ負け。
「えっと…アレン君は私に何をお願いするの?」
恐る恐る聞いてみる。するとアレン君は爽やかな顔でこう言う。
「そうですね…じゃあ2つ、いいですか?」
「うん。」
「1つ目は、僕のこと呼び捨てで呼んで下さい。」
「えっ、それだけでいいの?」
「はい。」
「えっと、もう一つのお願いは?」
「それじゃあ、遠慮なく…」
アレン君の言葉は途切れる。それと同時に自分の唇に温かく柔らかな感触。
「な……!」
「僕と付き合ってもらえませんか?」
驚いてる暇なんかくれない、そんなアレン君は意地悪だと思う。
「えっと…」
私が考えているとアレン君が更に顔を近づけてきた。
「付き合ってくれますか?」
甘く囁く魔法の言葉、こんな言葉で緊張する。
といっても、私の答えは決まってるんだけど。
「喜んで!こちらこそ改めてよろしくね!アレン?」
「はい!僕、大好きですからのこと」
それから、二人はまた口を塞ぎ合う。それは大切に大切に今までの時間を埋めるような優しいキス。
私はこんな時間が一番愛しくて嬉しい。
その気持ちを抱きながら、これからもずっと二人で過ごしていきたい、と強く願った。
これが私と彼の幸せ
(いつまでも、この甘い時間が続けばいい)
あとがき。
相互記念夢、遅くなってしまってすみません!
こんなあかりですがこれからも仲良くしていただけると嬉しいです!
黒猫さん大好きですっ!
初書き。2008.12.22.Mon